ハイチ系アメリカ人シンガー・ソングライター、ジョン・ローズボロのセカンド作。渋好みな歌声は、個人的にマーク・アイツェル（知らないか！）を思い浮かべちゃうんですが、ブルックリンを拠点に活動していて、同世代かどうかはわからないんですが、2025フジロックにも来る、Mei Semonesがオープニング曲に参加しているのも熱い！

ローズボロのポスト・ボッサ・スタイルは、ジョアン・ジルベルトやアントニオ・カルロス・ジョビンといった偉大なアーティストのサウンドとテーマをベースとしていますがとしています。ローズボロはまた、アーミッシュ（アーミッシュは、アメリカやカナダに住むキリスト教のグループ。自動車を使わず馬車に乗り、パソコン、テレビなどのテクノロジーに頼らず、自給自足に近い生活をおくっている。）の人々と暮らし、葬儀屋として長年働いた経験が、自身の演奏と音楽観に影響を与えていると語っています。

この作品では、ボサノヴァ〜サンバまでまるで彼の部屋に招かれたかのようなリラックスした雰囲気を持ちながらも、ローズボロの朴訥とした中に垣間見る、繊細なギターメロディーと実験性は、NYで活動する音楽家らしい、リアリティーある佇まいと相まって、めちゃくちゃセンスの良さが伝わってきます。

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■ アーティスト：JOHN ROSEBORO
■ タイトル：FOOLS
■ フォーマット：LP ※ブルー・ヴァイナル
■ レーベル：PUBLIC CONFESSION ART HOUSE
■ リリース年：2025年

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